8月20日将来後悔しないための城址散策・その3(福井県小浜市)
2011-08-28


高浜から次に向かった先は小浜で、行き先は小浜城だったが、ここで雨が強くなってきたため、食堂でかなり遅い昼食を食べてしばし休憩することにした。結局、雨が弱くなって散策できるようになった頃には大分あたりが暗くなってきており、急いで小浜城跡へと向かった。なお、小浜城は大飯原発から約10kmの位置にある。


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途中の湊の側に湧水の「雲城水」があるが、驚くことにここは海岸からわずか数mしか離れていなかった。ぶっちゃけ塩水なんじゃないかと疑うほどの位置だったが、実際はまともな水でここに居る間も地元の方が2人ほど水を汲みに来ていた。


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川を渡った先の中州が小浜城跡で、河川工事などで大部分が消滅したが、本丸跡には立派な石垣が残っていた。最初はてっきり隅櫓の台座かと思った画像の石垣だが、絵図を見ると本丸南門の枡形の櫓門の片側の台座だと判った。もう片方の台座は車道と住宅地になり、石垣の名残すら全く無くなっていた。


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小浜神社の境内となっている本丸跡の奥には天守台があり、さすがに城内で一番高い場所だけあってそこそこ眺めは良かったが、見渡す限り住宅地というのは少々物足りない景色だった。


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城跡は本丸跡以外は残念な状態になっているが、最も悲惨なのは北の丸跡で、ここは完全に河川となって消滅してしまっていた。現代の水城の運命とは言え、無常なものである。
[旅行]
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