11月25日晩秋の青森で城址と黄葉の旅・ラスト(青森県青森市)
2012-12-03


弘前城を散策した後は、帰り支度をして新青森目指して移動し、その途中で浪岡に立ち寄った。目的地は浪岡北畠氏の初期の居城である源常館跡である。


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源常館跡には「源常林の銀杏」と呼ばれる大銀杏があるため、今回立ち寄ることにしたのだが・・・残念ながら銀杏は9割落葉した状態でごらんの通りだった。この銀杏は玄上寺がこの地にあった時に植えられたとも、十三湊の藤原秀栄の子が植えたとも、浪岡氏が植えたとも言われて定かではない。


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源常館跡の西端には独立した小さな丘があり、「御廟館」と呼ばれていることから墓所があったのかもしれない。丘の上には鳥居のようなものがあるので、祠か社があるのだろうけど、現在は登る道が完全に笹薮に埋もれ、麓の鳥居が倒れて道を塞ぐ有様だった。ちなみにこの付近には「姥神社」「北野神社」「北畠神社」「広峰神社」と大小の神社が集中しており、なかなか興味深い場所であった。


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館跡の南には大きな池があり、ここから見るとなかなかの要害だが、この池は農業用の溜池で当時は無かった池である。


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館跡は全体的に果樹園となっており、舌状の丘陵を切断するように空堀が設けられ、連郭式の縄張りとなっていた。画像はその空堀の遺構の一つ。
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